マレーシア中華系の春節(Chinese New Year)

マレーシア生活ブログ(Malaysia life blog)

日本では春節と呼ばれたり旧正月と呼ばれたりしている中華系マレーシア人の一番のビッグイベント、チャイニーズニューイヤー。

チャイニーズニューイヤーはどのようにマレーシアでお祝いされるのかを中華系のマレーシア人の夫をもつ私の経験からご紹介していきます。 

紅包(Hong Bao)

紅包(Hong Bao)という日本でいうお年玉の様なものを未婚の男女はもらえます。既婚者はあげなければいけません。

紅包はだいたい250円~500円くらいが入ってます。

金額は間柄、個々のお財布事情、その人が育ってきた環境によるかと思いますが私の経験上これくらいが相場です。

日本のお年玉と違うのは結婚するまではもらえるので、結婚してなければアラサーでももらえます。(20代後半でもらいました)
ここに年齢の概念はないので例えば妹が結婚していて姉は結婚していない場合、妹からもらえます。
姉が妹からお年玉をもらうことも可能というわけです。

マレーシア人の夫と結婚前に迎えたチャイニーズニューイヤーで年下の義妹からもらいました(‘◇’)ゞ

チャイニーズニューイヤーは基本的にはこの紅包のやり取りをしたり、家族でご飯を食べたり、お祈りをしたり、爆竹をしたり、親戚に挨拶回りをして過ごします。

中華系マレーシア人の友達からも紅包やお菓子などをチャイニーズニューイヤーのお祝いでもらいました。

 

イーサン

チャイニーズニューイヤーの時期に、ちょっと高級そうな中華系のレストランに行ったのですが、そこでイーサンを初めて見ました

イーサンとはざっくり言うと一つの大皿に入った麺をワチャワチャと家族みんなでかき混ぜます。高く麺を持ち上げて落とした方が縁起がいいと言われていて散らかります(*’▽’)

具材がカラフルなので見た目はとても華やかです。

本場の中国ではイーサンはないようで、マレーシアの中華系の人しかしないそうです。
オシャレに着飾った人たちがやってきていろんなテーブルでやってました。

中華系マレーシア人の夫の実家ではイーサンをしないので私は未だにやったことはありません。

私が過去にマレーシアで勤めていた会社の福利厚生で食堂が無料だったのですが、チャイニーズニューイヤーの期間にプチイーサンがありました。

爆竹・花火

マレーシアは爆竹や花火が大好きなのか中華系のチャイニーズニューイヤーの時だけではなくマレー系やインド系のイベントの時にも、日付が変わる瞬間などにガンガン深夜でも鳴っています。

ただ中華系が多い夫の実家ペナン(クアラルンプールからバスで6時間ほどのマレーシアの北の方にあり、観光地としても有名。)で聞いたチャイニーズニューイヤーの時の爆竹が一番音がデカいかつ数が多いと思います。

夫の実家でも爆竹をやっていました。しかも超うるさいやつ(笑)

花火もいろんなところで上がっていました。

マレーシアでは誰でもどこでも花火をあげられるのがすごいです。義父の家は昔、マレー系の人のイベントで花火が上がったとき飛び火がして家が燃えたことがあるらしい…。

お祈り

こんな感じでお供え物をして、お祈りをします。

夫の実家では手を合わすだけの簡単なものでした。そして横にある黄色い紙でできたものを燃やします。

チャイニーズニューイヤーの時の贈り物

マレーシアのチャイニーズニューイヤーの贈り物は基本的にこんな感じでセットになって売っています。

これはお祝いとして渡すそうですが、夫の実家では見たことがありません。缶に入ったクッキーなどは親戚の家に行ったときにもらっていましたが、もっと形式に従ってしっかりやるような所ではやり取りをするのでしょう…。

マレーシアではこの形が定番なのかマレー系のハリラヤ(断食明け)のときにもこのような贈り物の詰め合わせがショッピングモールに現れます。

チャイニーズニューイヤーの時は全体的に赤っぽいですが、ハリラヤのときには緑です。テーマカラー?メインカラー?がお祝いごとに違います。インド系の時には紫っぽい色合いです。

マレーシアのショッピングモールの飾り付けは基本派手

クリスマスツリーがやっと撤収され、春節の時期(年によって変わるがだいたい1月末~2月末)になるとショッピングモールはその年の干支が現れます!
干支は日本と同じです。

酉年の時にはどこに行ってもニワトリ 笑。

ただマレーシアはイスラム教徒が多数を占める国で豚がNGとされているので、豚に似たイノシシ年の時にはイノシシは飾られずに漢字のオブジェになっていたり、チャイニーズニューイヤー関連のイノシシを使わない飾りになっていました。

職場ではミカンやフォーチュンクッキーがもらえる

マレーシアはお祝いごとは盛大にやる、毎度派手に飾り付けるので、職場でもチャイニーズニューイヤーの飾り付けがあったり、ハリラヤ(マレー系の断食明けのお祝い)の飾り付けがあったりお祝い事をみんなで共有するような感じです。

マレーシアの職場ではチャイニーズニューイヤーの時期になると毎年個装に入ったミカンが配られました。

またフォーチュンクッキーも私が2019年に在籍した会社ではもらえました。

中に紙が入っていて、運勢が書いてあります。

日本のおみくじみたいな感じです。

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