令和5年日本語教育能力検定試験を受験 自己採点結果

語学・資格・その他

令和5年日本語教育能力検定試験を2023年10月22日(日)に受験してきました。

公式ではないですが解答速報も発表されたので自己採点結果と共に書いていきます。

日本語教師に興味を持ち始めたのは、オンラインで副業として日本語教師をしたいなと思った、日本語教師を海外でしている知り合いがいたのでなんとなくやってみたいと思った、日本語教師に転職するのもありだなと思ったという弱すぎる曖昧な動機からです。

日本語教師になるには資格が必要!!となり受ける決心をしました。

日本語教師の資格を取るには

(1)学士の学位を有し、文化庁への届出を受理された日本語教師養成420時間講座修了者
(2)日本語教育能力検定試験合格者
(3)大学または大学院で日本語教育に関する教育課程を主専攻(45単位以上)または、副専攻(26単位以上)し、卒業した者

上記のいずれかで取得できます。(2023年10月31日調べ)

※2024年から国家資格になると言われており、変更になる可能性があります。

 

私には検定試験に合格するしかすべがなかった

「(1)学士の学位を有し、文化庁への届出を受理された日本語教師養成420時間講座修了者」はこの講座が50万円ほどかかるので断念。

「(3)大学または大学院で日本語教育に関する教育課程を主専攻(45単位以上)または、副専攻(26単位以上)し、卒業した者」は私が社会学部社会学科卒なので当てはまらず。

残るは「(2)日本語教育能力検定試験合格者」ということで勉強して検定試験を受けることにしました。

 

合格率、合格には何点必要?

ただこの試験が結構難しく、合格率は25%~30%程度だと言われています。

合格点は明確にはなっていないのですが、だいたい7割程度取れれば合格とか、240点満点中165点くらいが合格点だとか言われています。

覚えることがかなり多く、赤本と呼ばれている日本語教育能力検定試験の教科書的な存在の本は500ページあります。

また、覚えた知識を応用して考えたり、聴解問題もあるので暗記だけでなんとかなるわけでもないです。

 

本を買ったのは約1年前、本格的に勉強を開始したのは4ヶ月前

メルカリで赤本と呼ばれているこの試験の教科書的な本を買ったのは2022年9月末で試験の1年1か月前でした。

最初は赤本を読書感覚で読んだ

500ページもある教科書に目を通すだけで相当時間がかかります。

私はこの本を購入してから、会社のお昼休みに10分~20分ずつ読み物のようにとりあえず読み進めていました。

国語の現代文が超苦手で国語の偏差値30代だった人間なので、読み切るのに半年かかり2023年4月までひたすら読んでました。(大学入試も国語を使わずに入ったくらい文章を読むのは苦手です。)

ただ読んでいるだけだと漠然とした理解はできても頭には入ってきていないことに、危機感を感じていました。

赤本2周目

5月頃から始めた赤本2周目は読むことはせず、キーワードとその前後の大事なところをひたすら線を引く作戦に出てキーワードだけを覚えることにしました。

とりあえず線を引きながら頭に用語を入れます。

私は暗記の際に文章を覚えるというよりは、頭の中にスクリーンショットをする感じで覚えるタイプなので、線を引くと大事な部分が目立ち覚えやすくなる気がします。

←文章を読むのが苦手なのでこうなったのですが、結構脳内スクリーンショット派の方もいるのでは?

 

検定試験4か月前の6月から1日1時間の勉強をノルマに

そろそろ平日に10分だけの勉強だとまずいと危機感を感じ始め(実際この10分さえもしない日があった)、検定試験4か月前の6月から1日1時間の勉強をノルマにして本腰を入れ始めました。

検定試験の前日までこの1日1時間を目標に勉強を続けました。

あとはスキマ時間が結構集中できる気がするので、会社のお昼休みに20分ほど勉強したり、ちょっとした空き時間に勉強したりしていました。1時間勉強をするためのやる気を起こさせるのが難しいですが、10分くらいなら気楽にできる気がします。

6月はまだ赤本のキーワード前後に線を引きながら、キーワードを覚えるということをしていました。

 

試験3か月前の7月頃から過去問を解き始める

まだ全然内容が覚えきれていない状態ではありましたが、とりあえず過去問を解くのが大事という情報をたくさん見たので試験3か月前からは過去問をメインにやっていくことにしました。

検定試験までに全部で4年分解きました。

(しっかり解説まで読んでがっつり書き込んだのが3年分、残り1年分は時間が足りず解いて答え合わせだけしました。)

日本語教育能力検定試験は試験Ⅰ~Ⅲまであり、試験Ⅰは90分、試験Ⅱは30分の聴解、試験Ⅲは120分と1年分だけで結構な量です。

解説をがっつり読み込みながら、周辺知識も軽くまとめていると時間はかかりましたが、過去問で問題形式に慣れながら必要な覚えていけるので効率がいい気がします。

とりあえず覚えるために過去問に暗記事項を書き込みまくりました。

過去問を解くのと並行して用語集を購入し、会社の昼休みに用語集の内容をまとめながら頭に入れるようにしていました。

日本語教育能力検定試験終了後、自己採点結果

記述問題(配点20点)は採点のしようがないので、240点満点のところを220点満点として計算しています。

試験Ⅰ:74 / 100、正答率:74%

試験Ⅱ:27 / 40、正答率:67.5%

試験Ⅲ:61 / 80、正答率:76%

合計:162 / 220、正答率:73%

正答率73%でなんとか7割取れた感じでした。

正式な結果の発送は2023年12月22日とのことなので、ギリギリ微妙な感じではありますが楽しみに結果を待ちます!

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