マレーシア現地採用でコンテンツレビュー。生配信動画はどう対応する?

コンテンツレビュー(Contents moderator job)

私の担当していたSNSにはライブ配信機能があり、リアルタイムで動画を配信できましたので、その動画に対してもリアルタイムで判定をする必要がありました。

コンテンツレビューの仕事概要についてもまとめていますので、こちらもご覧ください。

ちなみにトップの写真は、私がコンテンツレビューをしていた会社では毎日1食無料で食事(カフェテリアでのビュッフェ)が食べれたのですが、その時の食事の写真です。ミニトマトの量がひどい(笑)

マレーシア現地採用コンテンツレビュー。仕事の概要と動画の判定の仕方の具体例
私はマレーシアの現地採用でコンテンツレビューの仕事をしていました。 今回はコンテンツレビューの仕事内容を少し掘り下げてご紹介します。 お話しするのは私が所属していたSNSの当時の規定に従った情報です。 規定はよく変更がありますので、参考程度にご覧ください。 ※今回は性的な動画の判定の仕方についても述べていますので、苦手な方はご注意ください。   コンテンツレビューとは SNSには見て不快になるよう...

コンテンツレビューの勤務体系

ライブ配信もあり、通常の動画も24時間投稿されるので私の職場は24時間体制の3交代制でした。

勤務時間は7:00~16:00、13:00~22:00、22:00~翌7:00の3パターンありました。

これが月毎にローテーションしていくような形でした。

休日もローテーションで何曜日が休みなのかが変わるシフト制の仕事でした。

※お子さんがいる方で平日固定で働いている方はいらっしゃいました。

 

固定の座席はなかったので出勤したら、ノートパソコンをとって好きな場所に座り、システムにログインをして勤務開始という感じでした。

 

ライブ配信のコンテンツレビューは何をするのか

その動画サイトの規約に違反をしているのではないかと見た人からレポートされた動画を各言語の担当部署に振り分けて総括している会社が別にあり、自分の所属していた会社は振り分けられたものを判定することが仕事でした。

振り分けられた動画がチャットメッセージで届くので、それを見て判断を下し、チャットメッセージで返すというのが大まかな流れです。

 

動画チェックの依頼がくる

各言語に振り分けられて日本語だと判断されたライブ配信動画が、専用のグループチャットメッセージで届きます。

チャットメッセージには動画のリンクと管理番号が書いてあるので、すぐに届いたリンクを開けて動画を見ます。

 

同時にチャットメッセージを確認した旨と、今から動画を確認しますという旨をチャットメッセージで返信します。

これをしないと数分後に催促が来ます。

催促が来ても何もペナルティはないですが、ライブ動画のコンテンツレビューはタイムリーな対応が必要でした。

 

届いた動画を確認

実際にリンクを開きそのライブ配信を再生して確認します。

そもそも規約違反をしているのか、規約違反をしている場合どんな規約に違反しているのか、動画の何分何秒のところに違反箇所があるのか、その動画に対してはどのような対応が適切なのか(年齢制限を設けるのか、アウトな動画なのかなど)を判断します。

何時間もライブ配信している動画もあるのですが、最初から今配信しているところまで全部見るのではなく適当にかなり飛ばしまくって違反箇所がないかを簡単に確認します。(だいたい数分で見ます。)

 

チャットメッセージで判断結果を送信

判断ができたら、判断結果(OK?、年齢制限?、配信不可?)、どの規約を当てはめて何を理由にその判断したのか、規約違反がある場合は動画のどの部分が該当するのか(動画開始から3分45秒の部分が〇〇という規約違反しているなど)を簡単に説明するチャットメッセージを送ります。

チャットメッセージを送るところまでが仕事だったので、メッセージを送ったら完了でした。

 

ずっと見張ってないといけないのか

1人が何時間もずっと見張っているというわけではなく、1時間毎だったか2時間毎だったかは忘れましたが、各自担当の時間が毎日割り振られます。

自分の担当の時間は専用のチャット画面を常に開けておき、チャットメッセージが来たらすぐにその動画をチェックして判断を下すという流れです。

それ以外の時間は、通常業務です。

(ライブ配信ではない普通に投稿された動画の判定をします。)

 

規約はライブ動画と普通の動画は違うのか

私が担当していたSNSはライブ配信と普通の配信で規約の違いはなかったです。

通常の動画の規約をライブ配信にも当てはめて判定します。

 

配信者との関わりはあるのか

こちらはチャットメッセージを通して、ライブ配信を総括している他の会社にメッセージを送るだけなので、配信者との関りはまったくないです。

職場に電話はなかったのでそもそも電話はかかってきませんし、配信者からメールが届くこともないので、判定に不服の配信者から文句を言われたりするようなことはありませんでした。

私の仕事はただ動画の判定をするだけなので、それ以外の仕事はなかったです。

 

ライブ配信動画でグロいのはあるか

死の瞬間は1回だけありました。

 

ただその動画は血が出るとか、体液が映っているというような目を閉じたくなるようなものではなかったです。

 

一度だけあった死の瞬間の動画は、とある不運による意図しない死でした。

ライブ配信中に突然苦しみ始め、机に突っ伏してそのまま亡くなるというような動画でした。

後でその人がライブ配信中に亡くなっていたことが分かった動画で、そのライブ配信動画を他の人が流すパターンが多く、同じものに何度か遭遇する羽目にはなるのですが、一回見ているので速攻判定できます。

 

私が所属していたSNSサイトのライブ配信(日本語)の場合、死の瞬間の動画は1度だけありましたが、体感で99パーセントくらいが規約違反のない普通のOKな動画でした。

その配信者のことが嫌いな人が動画を通報してくることが多いので、回ってくるのは大抵普通の動画です。

 

ひどいことを言っているなーと思う動画もありますが、上手く規約をすり抜けているものも多いです。

どうすれば動画が消されないか分かってるんじゃないか?と思うものもあります。

 

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